特定のメンバーに仕事が偏る業務量の偏りを平準化する進め方

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「あの人に頼めば早い」という理由で、気づけば特定のメンバーにばかり仕事が集中していないだろうか。本人の能力が高いほどこの偏りは起きやすく、放置すると疲弊や不満につながる一方、他のメンバーの成長機会も失われてしまう。本記事では、業務量の偏りに気づき、平準化していくための具体的な進め方と、実践時に起きやすい失敗を紹介する。

なぜこの業務から始めるべきか

業務量の偏りは、チーム全体の生産性を測る指標には表れにくく、マネージャーが意識的に把握しようとしない限り見過ごされがちだ。偏りが続くと、負担の大きいメンバーの離職リスクが高まるだけでなく、仕事を任されない他のメンバーの成長機会も失われ、チーム全体の底上げが進まらなくなる。早い段階で偏りに気づき手を打つことは、特定の個人への依存を防ぎ、チームの持続力を高めることにつながる。

具体的な手順

①週に一度など頻度を決めて、誰にどのくらいの業務量が集中しているかを簡単に棚卸する。
②仕事を頼む際に、いつも同じ人に依頼が集中していないか、自分の依頼の仕方を振り返る。
③負担が大きいメンバーの仕事の一部を、育成の意味も込めて他のメンバーに担当してもらう。
④業務を任せる際は、必要な情報や進め方をあらかじめ言語化して伝え、質の差が出ないようにする。
⑤平準化した後も、定期的に業務量を確認し、元の状態に戻っていないかを確認する。

つまずきやすい点

よくある失敗は、負担の大きいメンバー本人が「自分がやった方が早い」と考え、仕事を手放すことに抵抗を感じてしまうことだ。本人の納得を得ないまま無理に仕事を振り分けると、品質が下がることを恐れて結局元に戻ってしまう。また、業務を渡された側のメンバーが十分な説明を受けずに任されると、かえって負担に感じてしまうため、任せる際のフォロー体制も合わせて整えておきたい。

効果・まとめ

業務量の集中を解消したチームでは、特定のメンバーの負担が減っただけでなく、他のメンバーの成長機会が増え、チーム全体の対応力が上がったという例が多い。まずは週に一度、誰にどれだけ仕事が集中しているかを棚卸することから始めてみてほしい。

実体験:現場で困った場面とやってみたこと

自分が困った場面

「特定のメンバーに仕事が偏る業務量の偏りを平準化する進め方」というテーマについて、最初からうまく対応できていたわけではありません。実際にこの場面に直面したとき、何をどう伝えればよいのか分からず、対応に迷った経験があります。頭では分かっていても、いざその場になると言葉が出てこないことがよくありました。

実際に使った言葉

「あの、もし可能であれば、なんですが…できる範囲でいいので、少し考えていただけたらと…」

今振り返ると、要点がぼやけてしまい、相手に何を求めているのかが伝わりにくい言い方だったと思います。

うまくいかなかった対応

遠慮がちな伝え方を続けた結果、意図が正しく伝わらず、対応が後回しにされたり、認識のズレがそのまま残ってしまったりすることがありました。かといって、はっきり言おうとすると今度は言葉がきつくなりすぎてしまい、相手との距離ができてしまうこともありました。曖昧に伝えることと、きつく伝えすぎること、どちらも関係を難しくする原因になっていました。

次に変えたこと

「相手への配慮を示す言葉」と「伝えたい内容」を分けて話すように意識を変えました。まず相手の立場や状況をねぎらう一言を添えたうえで、伝えたいことは要点を絞ってはっきり伝える。この順番を意識するだけで、相手の受け止め方が明らかに変わりました。

現場で使えるチェックリスト

現場で実践する前のチェックリスト
  • ☐ 相手への配慮を示す言葉を先に一言添えたか
  • ☐ 伝えたい内容を曖昧にせず、具体的に伝えられているか
  • ☐ 期限や優先度をはっきり伝えたか
  • ☐ 一方的な指示・命令口調になっていないか
  • ☐ 相手の立場や事情を尊重する姿勢を示せているか
  • ☐ 伝えたあとに、相手の反応を確認できているか

この記事を書いた人:ハル

40代会社員・二児の父。仕事や子育ての悩みと向き合いながら、AI活用やマネジメントについて、調べて試したことを発信しています。

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