部下のやる気は、上司が言葉だけで与えられるものではありません。本人が仕事の意味を理解し、適度な裁量を持ち、進歩を実感できる環境を整えることで、行動しやすくなります。やる気が見えないときは、性格を決めつけず仕事の条件を確認します。
よくある課題
励ましても行動が変わらず、本人の意欲不足として片づけてしまう
最初に押さえたい考え方
管理職がすべての答えを持つ必要はありません。ただし、判断の前提、役割、次に確認する時期を曖昧にしないことが重要です。本人の受け止め方を確認しながら、具体的な行動へ落とし込みます。
実践手順
- 手順1:事実としてどの行動が止まっているか確認する
事実と解釈を分けて確認し、誰が・いつまでに・何をするかを言葉にします。決められない事項には回答日を設定します。
- 手順2:能力・役割・負荷・関係性のどこに障害があるか聞く
事実と解釈を分けて確認し、誰が・いつまでに・何をするかを言葉にします。決められない事項には回答日を設定します。
- 手順3:期待する成果と優先順位をそろえる
事実と解釈を分けて確認し、誰が・いつまでに・何をするかを言葉にします。決められない事項には回答日を設定します。
- 手順4:本人が選べる小さな行動を決める
事実と解釈を分けて確認し、誰が・いつまでに・何をするかを言葉にします。決められない事項には回答日を設定します。
- 手順5:短い周期で進捗と支援を確認する
事実と解釈を分けて確認し、誰が・いつまでに・何をするかを言葉にします。決められない事項には回答日を設定します。
伝え方の具体例
- 避けたい声かけ:もっと主体性を持って頑張って
- 具体的な対話:どの工程で止まりやすいか、何があれば次へ進めるかを一緒に確認する
例文はそのまま読み上げるのではなく、相手との関係や実際の事実に合わせて調整してください。結論をぼかさず、相手が質問できる余白を残します。
うまくいかないときに確認すること
- 期待する行動が抽象的になっていないか
- 本人が動くための情報・権限・時間が足りているか
- 一度の説明で理解したと決めつけていないか
- 管理職自身の都合だけで期限を設定していないか
実践前のチェックリスト
- ☐ やる気という曖昧な評価を行動へ置き換えた
- ☐ 本人の話を聞く前に解決策を押しつけていない
- ☐ 仕事量と権限の釣り合いを確認した
- ☐ 次の行動と確認日が決まっている
まとめ
問題を個人の姿勢だけで説明せず、役割、情報、仕事の進め方、対話の機会を見直すことが改善の出発点です。一度にすべてを変えず、次に確認できる小さな行動を一つ決め、結果を見ながら調整してください。
