会議案内に議題だけを書いても、参加者は「何を準備し、会議で何を決めるのか」が分かりません。結果として、状況説明に時間を使い、重要な判断が次回へ持ち越されます。
良いアジェンダには、議題だけでなく、会議のゴール、各議題の目的、時間配分、事前準備が入っています。AIを使う場合も、最初にこの情報を与えることが重要です。
今回の架空ケース
月次業務で増えている処理遅延について、30分の改善会議を開きます。
- 参加者:業務担当3人、システム担当1人、管理者1人
- 現状:遅延件数は増えているが、原因は未確定
- 会議で決めたいこと:調査する原因候補、担当者、期限
- 会議で決めないこと:恒久的なシステム改修
コピーして使えるプロンプト
以下の条件で、30分の会議アジェンダを作ってください。
【会議の目的】処理遅延の原因候補を整理し、調査担当と期限を決める
【参加者】業務担当3人、システム担当1人、管理者1人
【現状】遅延件数は増えているが原因は未確定
【会議で決めること】原因候補、調査担当者、調査期限
【今回決めないこと】恒久的なシステム改修
【会議時間】30分
【出力項目】
開始時刻からの経過時間/議題/目的/進行担当/必要な資料/その議題の終了条件
【ルール】
・冒頭説明は5分以内
・議論と意思決定の時間を分ける
・最後に決定事項とToDoを確認する時間を3分確保する
出力例
| 時間 | 議題 | 終了条件 |
|---|---|---|
| 0~3分 | 目的とゴールの確認 | 全員が決めることを理解する |
| 3~8分 | 事実の共有 | 遅延件数と発生箇所を確認する |
| 8~18分 | 原因候補の整理 | 優先して調べる候補を3つ以内に絞る |
| 18~25分 | 調査方法の検討 | 各候補の確認方法を決める |
| 25~27分 | 担当者・期限の決定 | ToDoに担当と期限が入る |
| 27~30分 | 決定事項の読み上げ | 認識のずれがない状態にする |
初回案で起きやすい失敗
議題が多すぎる
AIは網羅性を重視し、30分の会議に7~8個の議題を入れることがあります。全部を扱おうとすると、結論が出ません。
情報共有と議論が混ざる
参加者ごとの報告が長引き、原因の検討時間がなくなります。事実確認に必要な資料は事前配布し、会議中の説明時間を制限します。
「話し合う」で終わる
各議題の終了条件がないと、いつ次へ進むか判断できません。「候補を3つに絞る」「担当者を決める」のように、終了状態を書きます。
アジェンダを絞る修正指示
30分以内に必ず担当者と期限を決められるよう、議題を減らしてください。
情報共有は5分以内とし、恒久対策の議論は次回へ分けてください。
各議題に「ここまで決まれば終了」という条件を一文で追加してください。
会議案内のテンプレート
会議名:
日時・場所:
目的:
今回決めること:
今回決めないこと:
事前に確認する資料:
事前に考えてほしいこと:
アジェンダと時間配分:
まとめ
アジェンダは予定表ではなく、限られた時間で結論へ進むための設計図です。AIに目的、決定事項、時間、今回扱わない範囲を伝え、各議題の終了条件まで作らせると、説明だけで終わる会議を減らせます。
コメントを残す