AIは役割分担のたたき台を作れますが、人事上の責任や権限を決めるのは管理者です。実際の業務と権限を入力し、メンバーと確認して完成させます。
今回の架空ケース
社内に「業務改善チーム」を新設し、責任者、現場担当、IT担当、管理部の4者で申請業務の改善を進めます。
先に作る業務一覧
- 現状ヒアリング
- 課題整理
- 改善案作成
- システム設定
- 現場テスト
- 導入判断
- 社内告知
- 導入後の問い合わせ対応
- 効果測定
役職から考えるのではなく、必要な業務を先に並べます。
RACIの考え方
- R:実行する人
- A:最終責任を持つ人
- C:事前に相談する人
- I:決定後に共有する人
| 業務 | 責任者 | 現場担当 | IT担当 | 管理部 |
|---|---|---|---|---|
| 現状ヒアリング | A | R | C | I |
| 改善案作成 | A | R | C | C |
| システム設定 | A | C | R | I |
| 導入判断 | A | C | C | C |
| 社内告知 | A | C | I | R |
プロンプト
以下の情報から、新設チームのRACI形式の役割分担表を作ってください。行に業務、列に役割を置き、各業務のR・A・C・Iを提案してください。Aは原則一人、Rがいない業務とRが多すぎる業務を別に指摘してください。判断できない箇所は推測せず「要確認」としてください。
チーム目的:申請業務の処理時間を減らす
役割:責任者、現場担当、IT担当、管理部
各役割の権限:(ここに記載)
業務一覧:(ここに記載)
AIへ追加で確認させる質問
- 最終責任者が複数になっている業務はあるか
- 実行担当がいない業務はあるか
- 一人へ集中しすぎている役割はあるか
- 承認と実行を分ける必要がある業務はどれか
- 障害や休暇時の代理担当が必要な業務はどれか
失敗例
メンバー名と肩書だけをAIへ渡すと、一般的な職務イメージから役割を推測します。実際の権限と異なる表ができるため、業務内容、決裁権、対応可能な時間を入力します。
また、表を管理職だけで確定すると、現場の細かな作業が抜けます。たたき台を見ながら「この前後に誰が何をしているか」をメンバーへ確認します。
完成前の確認表
- すべての業務に実行担当がいるか
- 最終責任者が明確か
- 決裁権と表が一致しているか
- 代理担当と引き継ぎ方法があるか
- 役割変更時の更新者を決めたか
- 個人情報や機密情報を外部AIへ入力していないか
まとめ
役割分担は、肩書ではなく業務と意思決定から設計します。AIで業務一覧とRACI表のたたき台を作り、担当漏れ・重複・負荷集中を確認したうえで、チームとの対話で確定してください。
コメントを残す