会議で発言しない人を見て、「意見がない」「やる気がない」と決めつけるのは早計です。考える時間が足りない、論点が曖昧、上位者の発言後で反対しにくいなど、会議の設計が原因の場合があります。
発言しにくい主な理由
- その場で考えをまとめるのに時間が必要
- 何について意見を求められているか分からない
- 否定や評価を恐れている
- 詳しい人や上位者が先に結論を述べた
- 発言しても意思決定に反映されない
会議前にできること
論点、判断事項、必要な情報を事前に共有します。「当日自由に意見を」ではなく、「A案とB案のリスクを1つずつ考えてください」と依頼すると準備しやすくなります。
30分会議の進行例
- 3分:目的と決めることを確認
- 5分:各自が無言で意見を書く
- 10分:一人ずつ要点を共有
- 7分:共通点と相違点を整理
- 5分:決定と次の行動を確認
質問例
- 「現場で実行するとき、最初に困りそうな点は何ですか」
- 「A案を選ばないとしたら、どんな理由がありますか」
- 「今すぐ答えにくければ、会議後に補足でも構いません」
突然名指しして「何かない?」と聞くと、発言を促すより試されている感覚を与えます。短い思考時間を置き、具体的な問いに変えます。
発言量を均等にすることが目的ではありません。必要な情報と異なる視点が、意思決定前に出る状態をつくることが目的です。