議事録を共有しても、次の会議まで作業が進んでいないことがあります。議事録に「検討する」「確認する」とだけ書かれ、誰が、いつまでに、何をもって完了とするかが決まっていないためです。
生成AIを使えば、長い会議メモから行動に関する記述を拾い出せます。ただし、AIは会話の流れから担当者や期限を推測することがあるため、不明な項目を空欄にせず「未定」と表示させます。
今回の架空の会議メモ
新サービス案内の準備会議
A:案内文は今週中に初稿を作ります。
B:対象者リストは営業部に確認します。期限はまだ決めていません。
C:Web掲載日は10月15日を予定。法務確認が終われば確定します。
A:案内文はBさんにも確認してもらいたいです。
B:来週月曜なら確認できます。
管理者:次回会議で、対象者数と掲載日を確定しましょう。
次回会議は9月18日。
実在の会議内容ではありません。
コピーして使えるプロンプト
以下の会議メモから、実行が必要なToDoを抽出してください。
【出力項目】
1. ToDo
2. 担当者
3. 期限
4. 完了条件
5. 前提・依存する作業
6. 不明点
【ルール】
・担当者や期限を推測しない
・決まっていない項目は「未定」と書く
・「確認する」「検討する」は、確認対象が分かるよう具体化する
・予定と決定を分ける
・会議での意見をToDoに変えない
【会議メモ】
(ここに匿名化したメモを貼る)
抽出結果の例
| ToDo | 担当 | 期限 | 完了条件 | 不明点・前提 |
|---|---|---|---|---|
| 案内文の初稿を作成 | A | 今週中 | 初稿を共有 | 具体的な日付は要確認 |
| 対象者リストを営業部へ確認 | B | 未定 | 対象者数と抽出条件が分かる | 期限を決める必要あり |
| 案内文の内容を確認 | B | 来週月曜 | Aへ修正点を回答 | Aの初稿完成後 |
| Web掲載日を確定 | 未定 | 次回会議 | 法務確認後、掲載日を決定 | 法務確認の担当・期限が未定 |
AIの初回出力で注意する点
AIは「今週中」を金曜日の日付へ変換したり、話題を出した人を担当者と判断したりすることがあります。自然な補完に見えても、会議で合意していなければ事実ではありません。
誤った例
法務確認:担当C、期限9月18日
元のメモには、法務確認の担当者も期限も書かれていません。
修正指示
元のメモに明記されていない担当者と期限をすべて「未定」に戻してください。
未定のままでは作業が止まる項目を「次回までに決めること」として別表にしてください。
ToDoとして残すための4条件
- 行動が具体的である
- 担当者がいる
- 期限がある
- 完了したか判断できる
不足する項目があれば、議事録作成者が会議終了前または共有前に確認します。
機密情報の扱い
議事録には人名、顧客情報、社内の意思決定が含まれます。会社で認められたAI環境を使い、認められていない場合は、人物・会社名・金額などを仮名や抽象表現へ置き換えます。
まとめ
AIによるToDo抽出は、議事録を短くする作業ではなく、次の行動を明確にする作業です。担当者、期限、完了条件を表にし、AIが推測した部分を「未定」へ戻すことで、会議後の抜け漏れを減らせます。
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